フロイトの構造論と局所論

キャリアコンサルタント

こんにちは、キャリアコンサルタントのブチオです。

今回はフロイトの精神分析的カウンセリングについて説明していきます。

フロイトの精神分析、心を「見える化」

精神分析はウィーンの医師フロイト(Freud,S.1856-1939)によって創始された理論で、人間の心理的援助理論として最も早く開発され、現在のカウンセリング業界まで根強く影響を及ぼしています。

フロイトは人間の行動には心理的な裏付けがあり、それは無意識であると唱えました。
意識的な行動でも実は無意識によって大きく影響を受けているのです。

フロイトの功績は無意識の領域を見出し、心を「見える化」したことです。

ブチオ
ブチオ

心を見える化した代表的な2つの理論について説明します。

構造論

人間の心は「エス」「超自我」「自我」からなり、この3つが調和されているときに、環境への適用が円滑に行われていると唱えました。

  • エス ・・・本能や欲求
  • 超自我・・・成長する過程で取り入れられた良心・道徳観
  • 自我 ・・・エスと超自我の対立の調整役、調和をとる働き
ブチオ
ブチオ

わかりやすく例えると以下になります。

スタバでコーヒーを飲んでる時にお腹が空いてきた。
後で食べようと買っていたコンビニ弁当をその場で食べようとするのが「エス

いわゆる、お腹が空いたからご飯を食べるという本能

しかし、スタバでコンビニ弁当を食べるのは自身の良心や道徳観に反する。
だから食べるのはやめようと抑える心が「超自我

ここでエス超自我が対立します。
お弁当を食べたい(エス)、ここでは食べない(超自我

そして、エス超自我の対立を調整するのが「自我
自我はスタバではお弁当は食べれないから、メニューにある「シナモンロール」を食べようと調整します。

このようにエス超自我をコントロールし、現実世界での自分らしさを保つ働きをするのが自我です。

局所論

人間の心は「意識」「前意識」「無意識」の3層からなるという考え方です。

  • 意識 ・・・本人が意識できていること
  • 前意識・・・その時点では意識されていないが、注意を向ければ意識できること
  • 無意識・・・抑圧された意識、意識しようとしても意識できないこと

無意識とは”意識の中に置いておけば自分の心が壊れてしまいそうな抱えられない何か“を
無かったことにして抑圧したもの。
無意識に落としたものが何か“を本人が意識できるようになると本人が抱えている問題を解決できると唱えました。

ブチオ
ブチオ

わかりやすく例えると以下になります。

「会社の上司が嫌で職場に行きたくない」という悩みがあった場合、上司が嫌ということに注目して語ってもらい、何か深い理由がないかを探ります。

上司が父親みたいで嫌ということであれば、父親との関係を無意識に落としています。

もしかしらた、威圧的な父親が子供の頃嫌だったのかもしれません。
何かしらの理由で、父親との関係を抑圧し無意識に落としています。

フロイトは人間の行動は無意識によって大きく影響されていると唱えています。
無意識に抑圧した心理的要因に注目すれば、上司が嫌だということの解決に近づくかもしれません。

キャリアコンサルタントとしての活用

キャリアコンサルタントは問題となる行動を起こさせた無意識が何であるかを、クライアントの語りの中から探ります。
そして「起きている問題」と「無意識」との関連性や結びつきに注目し、気付きを与えることで支援をします。

無意識に抑えられた何かを深堀して傾聴することで問題となる事の解決が見つかるかもしれません。
ぜひ参考にしてください。

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